本日はオランダの家探しについてです。
オランダの家探しは、かなり難易度高く中々見つからないのが現状です。また、日本大使館が詐欺の注意喚起を行うほど、物件詐欺の被害に遭われる方も居るので、注意が必要です。
オランダで家を探す方法
オランダでの家探しは、一般的にはインターネット、不動産会社、知人の紹介、フェイスブックで探すことが多いです。サイトにより異なりますが、まずはインターネットで探される方が多い傾向です。
有名な不動産賃貸サイト
・funda
日本のスーモやホームズのような、大手不動産サイトです。一軒家からシェアハウスのお部屋、スタジオ等を検索が出来るサイトで、無料で利用が出来ます。
・Pararius
上記の fundaと同じ、大手不動産サイトで無料で利用が出来ます。
・Kamernet
上記二つとは異なり、上記サイトに掲載されていないような家も見つかります。家主が直接掲載しているようなイメージで、有料で利用が出来ます。
多くの方が上記3サイトでお家を探しています。
気になる物件があれば、直接連絡をしてビューイングの手配を行います。
ビューイングは争奪戦と言っても過言ではなく、ビューイングに辿り着くのも一苦労です。感覚的には50件メールを送って、ビューイングに行けるのは2~3件前後です。
ビューイングについて
お家を契約する前に、必ずビューイング(内見)を行います。契約が出来る家は、必ずビューイングが出来ます。日本から探される方については、オンラインビューイングをしている方も居ますが、詐欺の危険性があるためオススメ出来ません。また、内見が出来ない物件は、詐欺物件だと思って下さい。
ビューイングは、2週間後とかではなく「明日来れますか?」や「3日後はどうですか?」と言う連絡も多々あります。電話で連絡がある事も多く、英語が全く出来ない場合はこの段階でビューイングには行けません。
実際にビューイングに行くと、1:1の場合もあれば、ビューイングデーの様に何十人と言う方が来ることもあります。せっかく勝ち取れたビューイングでも、この段階で落とされてしまう事もあります。
日本から探す場合は、現実的にビューイングが出来ないと厳しい物があると思います。渡航後サポートをお申込みいただいた方に限定して、ビューイングの代行も行っています。
契約の手続き
実際にお家が気に入り、住みたいと思い、双方の条件が合えば契約に進みます。
難易度はここが一番高く、一般的に契約時に必要な書類は下記の通りです。
・身分証明書(パスポート)
・給与明細書
・給与が振り込まれた証明書(銀行の取引明細書)
・残高証明書(必要に応じて)
・オランダ国内の保証人の連絡先(必要に応じて)
上記書類を提出し、審査を通過すると契約書が送付されます。お互いにサインをしたら無事に契約完了です。
オランダの役所手続きの都合上、契約書がない物件は詐欺の可能性があるので、必ず契約書を貰いましょう。
お分かりだと思いますが、オランダでワーキングホリデーで渡航する場合、給与明細が絶対に用意が出来ません。多くのワーホリ渡航者がぶつかる壁がこの給与明細書です。
特に不動産会社は上記を求める事が多いので、現実的に不動産会社で家を借りる事は相当困難です。また、家が見つからない事には、ビザの取得も出来ないので、アルバイトをする事も出来ません。その為、八方塞がり状態です。
実際にどうするのかと言うと、オーナーと交渉するしかありません。この時によく聞くのが、デポジットを多く払う事もしくは家賃の先払いです。しかし、オランダのルール上、デポジットは2カ月までしか請求が出来ないので、この段階で違法行為を行っている事になります。
そのため、オランダのワーホリは渡航後に家が見つからなくてやむを得ず日本に帰国される方が一定数居ます。
デポジットについて
無事に契約書を結んだら次に行うのがデポジットの支払いです。デポジットは、家賃の1~2カ月分です。手渡しではなくて、銀行振込で行うようにしましょう。デポジットの支払い後、1カ月以内に入居が出来る事が多いです。入居日については、大家さんと相談して決めます。
詐欺物件について
オランダに限らず、ヨーロッパでは詐欺物件もあります。慣れてくると詐欺かどうかが分かるようになるのですが、初めは判断がつかないと思います。一番分かりやすいのが、ビューイングに行けない家は詐欺と思って問題ありません。あまりにも詐欺被害が多いので、日本大使館が注意喚起を行っているほど詐欺物件が多いです。
また、日本人がオランダで家探しをする時は、日本人コミュニティーを利用して探す方も居ます。残念ながら日本人が詐欺行為をしている場合もあるので、日本人=安全ではないのでご注意下さい。いい人のふりをして、騙す詐欺師は日本国内のみならず海外にも居ます。
私が以前住んでいたシェアハウスに、日本人が居たのですが、私の退去時にその日本人は光熱費を上乗せして請求してきました。オーナーに光熱費の確認を行ったので発覚しましたが、同じ日本人でも過剰請求(今の言葉でぼったくり)をする人がいるので、気を付けましょう。
さいごに
オランダの家探しは、かなり難易度が高いです。無計画でどうにかなる場合とどうにもならない場合があります。事前にある程度の事は知らべて渡航することを強く推奨しています。
オランダ留学のお取り扱いはワーホリのみです。海外移住のお問い合わせもありますが、海外移住のサポートについては、既存のお客様もしくはご紹介のみで対応しています。オランダ移住については、新規のお客様は今の所対応していませんので、予めご了承ください。