本日はオランダのワーホリに必要な英語力とオランダでの語学学校の通学の有無についてのご案内です。
オランダの英語の通用度について
オランダだけに限らず、非英語圏では語学留学での学生ビザが下りない国があります。例えば、オランダ、アイスランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドは、語学学校では学生ビザが下りません。
ワーホリが出来るヨーロッパの国、アイルランドやイギリスは英語圏のため、語学留学生も多く英語が話せない外国人に寛容です。「英語の勉強のためにアイルランド留学・イギリス留学をしている」は理解されますし、日本人以外の外国人も語学学習のために留学しています。しかし、オランダの場合は語学留学での学生ビザは下りないので、「英語留学のためにオランダに居る」と言う概念がありません。また、日本人からすると「ワーキングホリデー」は当たり前の制度ですが、海外では当たり前の制度ではなくワーホリを知らない方も多いです。
ご存じの通り、オランダは英語の通用度が非常に高く、母国語(オランダ語)が分からなくても生活する事に困る事は少ないです。(最低限の挨拶位は覚えておくのを推奨はしています)
多くの方が英語を流暢に話し、オランダ語が分からないと伝えると英語で話してもくれます。しかし、英語が話せないとなると、話が変わってきます。
家探しをするにしても、電話で連絡が来ることも多く、英語が分からない場合この段階で内見に行けない場合もあります。オランダ語が話せなくても、「英語が分かれば仕事が見つかる」と認識している外国人は多く、「スキルは不要!英語が話せる方は応募して下さい。」と言うような求人もインターネット広告でよく見かけます。
上記の理由により、英語さえ話せればオランダのワーホリは充実しますが、英語が話せない場合は苦戦しますし、英語力0と言われると正直オススメしにくいので、事前に英語学習が必要です。
必要な英語力はどれくらい?
英語のレベルについては、姉妹会社のアイルランド留学情報のサイトで記載しています。
CEFR(セファール)とは?留学前に必ず知りたい自分の英語レベルについて – アイルランド留学情報
オンライン留学相談の際に「全く知らない外国人と英語で1時間話をすることが出来る英語力が必要」と伝えています。この位の英語力がないとオランダで仕事を見つけるのは苦労します。
日本人の英語力は、文法面は問題ない事が多いですが、話す・聞くに苦戦されている方が多い印象があります。ただ、簡単な自己紹介は出来るし、なんでオランダに来たのかも説明することが出来ます。しかし、その後のフリートークが出来ない方が多いです。
セファールの言語レベルで言うと、A2レベルの方が多いのですがこのレベルだと、フレーズで覚えている事が多く、その先の会話が出来ません。また、「言いたい事は言えても、言っている事が分からない」や「言っている事は分かるけど、返信が出来ない」という感覚です。
この1個上の英語中級レベルのB1レベルの英語力があると、コミュニケーションがスムーズに取れるようになります。まだまだ分からない単語があっても、言い換える方法を知っていたり、少し説明をしてもらうと理解することが出来るようになりますし、知らない外国人と1時間位なら世間話も出来ます。その為、「B1レベルがオランダ入国時に必要な英語のレベル」と伝えています。
しかし、ワーホリは運が良ければ仕事も家もスムーズに見つかる事があるので、たまたま直ぐに見つかる方も居れば、100件近く履歴書を配って、応募して見つかると言う方も居ます。あるいは、日本人コミュニティの中で生活するのであればなんとなるかもしれません。
英語力はオランダに来てから上げるのではなく、ある程度の英語力を身につけてからオランダに渡航して、オランダでは英語力を向上すると言うイメージです。
オランダの語学学校について
オランダの主要都市には英語の語学学校もあります。英語だけではなくオランダ語も開講している事が多いです。
英語圏で語学学校に行く事を推奨している理由は、「滞在先の確保とコミュニティ作り」です。1カ月間の滞在費+語学学校の費用で20万円~30万円で通えますし、毎日語学学校に行く事が出来ます。
しかし、オランダの語学学校は滞在先を確保することが出来なく、入学日も決まっている場合もあり、パートタイムの習い事です。週に5時間~10時間の週2~3回程度で、8週間の通学等のイメージです。回数で言うと、16回~24回程度が多く、費用は8万円~10万円ですが、語学学校により異なります。
過去に通われた方の話では、「駅前留学をグローバル化した感じでした」との事です。ただ、学校に行けばお友達も出来ますが、週に5時間~10時間では英語力が上がる事はないですが、英語に慣れる事も出来ます。なので、オランダで語学学校に行く場合は、「第一目的がお友達作り」であればオススメすることが出来ます。ただ、オランダの語学学校は入学時期が決まっている場合もあり、蓋開ければ日本人が多い…と言う事もあります。
その為、オランダで英語の勉強をするのではなくて、フィリピンで語学留学をしてからオランダに渡航される方が多いです。希望の方には、アイルランド、イギリス、マルタも手配は可能ですが、費用が高いのでフィリピン格安英語留学を1カ月~2カ月程度行い、そのままオランダに渡航される方も居ます。
また、語学留学×オランダワーホリのサポート場合は、オランダの渡航前サポート(ビザ申請方法を含む)は無料で対応しています。(姉妹会社の申込も無料でサポート対応しています)
さいごに
オランダの物価は、アイルランドやイギリスと比べても物価が高いです。「オランダに行けばなんとかなる」と思っている方も居ますが、なんともならなかった方も見てきているので、本当に英語力を上げて渡航するのとしないのでは、オランダのワーホリ生活の充実度が異なります。
他国のワーホリで、英語力がなくても生活をしている方は居ますが、「運が良かった」もしくは「日本語で生活している」のどちらかです。
母国語が英語圏でない場合で、英語で生活を希望する場合は、英語力を付けてから渡航をする事を強く推奨しますし、英語力さえあればコミュニティ作りは語学学校以外の場所でも出来るので、オランダのワーホリにおいては、必ずしもオランダで語学学校に通う必要はありません。