本日は、ワーホリの相談時に聞かれる事が多い、北欧の最低賃金についてです。
北欧は日本と異なり、法廷で定められている最低賃金がありません。その代わりに、日本で言う労働基準監督署のような機関があり、この団体が最低賃金を定めています。
国により、年齢や職種、資格の有無、換算方法が異なるので、このコラムではワーホリで渡航される方の働き先で最も多いホスピタリティ系(ホテルやレストラン等)の1時間当たりの時給で表しています。紹介している時給から大幅に下がる事はないですが、多少前後する可能性はあります。
国 | 現地通貨 | 日本円換算時 |
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アイスランド | ISK2,750 | ¥3,273 |
デンマーク | DKK110 | ¥2,941 |
ノルウェー | NOK204.79 | ¥2,944 |
スウェーデン | SE130 | ¥1,985 |
フィンランド | EUR11.24 | ¥1,897 |
日本と比べると賃金が高いので、「北欧は稼げる」と誤解されている方が多いですが、日本よりも物価が高いので、収支と支出のバランスを見た時に凄く貯金が出来るかと言われるとそうでもありません。「コーヒー1杯が1000円以上するのが普通」な北欧なので物価は非常に高いです。
日本と異なるのが、フルタイム(週40時間)で働いた場合に一般的な生活をしていて、生活苦になる事はありません。それなりに遊びに行く事も、ヨーロッパ旅行に行く事も出来ます。しかし、時給だけみて稼げると思うと物価の高さに驚くかな…と思うので、収支のバランスで考える事を推奨致します。